結婚したら、外国人は在留カードの資格を、日本人の配偶者等に変更申請することができます。審査は厳しいので、事前準備をしっかりして備えたいですね。
在留カード資格 「変更日本人の配偶者等」 必要書類は
必要書類は以下
- 在留資格変更許可申請書
- 顔写真(4×3)
- 配偶者(日本人)の戸籍謄本
- 申請人の国籍国(外国)から発行された婚姻証明書
- 配偶者(日本人)の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書(1年間の所得及び納税状況が記載されたもの)
- 配偶者(日本人)の身元保証書
- 配偶者(日本人)の方の住民票(世帯全体の記載のあるもの)
- 質問書
- スナップ写真(夫婦で写っており、容姿がはっきり確認できるもの) 2~3葉
- パスポート及び在留カード 提示
- 身元保証人の印鑑、申請人が本人達でない第三者の場合のその人の身分を証する文書(行政書士の方とか)
この他、入国管理局が審査にあたって上記以外に資料を求める場合もあります。提出書類は外国語で書かれてあるものは、日本語訳文を添付する必要があります。そして、提出したものは原則として返ってきませんので、コピーをするか、もし返却を希望するものがあれば申請時に申し出れば大丈夫です。
ひとつひとつ見ていきましょう。
1.在留資格変更許可申請書
これは申請の日に、窓口で貰うことが出来ます。入国管理局のサイトからダウンロードすることも可能です。
2.顔写真(4×3)
写真の裏に、生年月日とフルネームをマーカーペンで記入しましょう。1の申請書の一枚目に貼り付けるところがあるので、貼ります。入国管理局にも証明写真を撮影する機械は置いてあります。当日撮ることも可能です。入国管理局の記載台にものりとボールペン、はさみは置いてありますが、大体使われている事も多いため、持参した方が早いです。マーカーペンも含め、ファミリーマートに全て揃っているので、買うこともできますね。(品川入国管理局の話)
申請前3ヶ月以内のもので、無帽、無背景のものです。主人は、後ろにダウンジャケットの大きなフードがうつりこんでしまったものを提出しましたが、セーフでした。でも受理されるか微妙な所なので、脱ぐのが無難ですよね。主人はそのままつかってしまいました。が、大丈夫ではありました。よかった。
3.配偶者(日本人)の戸籍謄本
自分の本籍地の役所に取りに行きます。私は本籍地が住んでいる所から遠いので、郵送で送ってもらいました。本籍地の役所のサイトから戸籍謄本郵送請求の紙をダウンロードして、記入、値段分の収入印紙1枚450円、返信用切手をはり、自分宛の宛名をかいた封筒を同封して、送ります。もしくは、本籍地のご家族に取得して貰って送ってもらうのも手ですね。お手間をかけてしまいますが。
戸籍謄本に、婚姻事実の記載がない場合には、戸籍謄本に加え、婚姻届受理証明書の提出も必要です。役所で貰えますね。どちらも発行日から3ヶ月以内のものです。
4.申請人の国籍国(外国)から発行された婚姻証明書
出る国と、出ない国がありますが、アメリカは出ません。アメリカ大使館のサイトにそのように記載されています。日本国から出るものがその証明になります。つまり、4は、3の説明にありましたが、役所で婚姻届受理証明書を貰ってくればよいわけでありますね。
5.配偶者(日本人)の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書
1年間の所得及び納税状況が記載されたものです。発行から3ヶ月以内のものです。
これらは、取得しようとする年の1月1日に住んでいた所の、役所で取得できます。引っ越したりした方は要注意です。1年間の総所得及び納税状況の両方が記載されている証明書であれば、いずれか一方でokとのことです。私はよくわからなかったので、取得する際の窓口で、そのように説明して発行してもらいました。
6.配偶者(日本人)の身元保証書
身元保証人は配偶者がなることになっています。そして、収入があることが必要ですが、私はその時無職になっていましたので、収入がなかったので、どのように生計をたてているのかを、その他の必要書類として、後ほど提出することになりました。後述します。
押印する欄がありますので、押印します。
7.配偶者(日本人)の方の住民票(世帯全員の記載のあるもの)
結婚して一緒に住むことが多いと思いますので、自分の住民票には配偶者も当然記載されていますね。もし、別居婚だったりすると、偽装が疑われたりして、より審査が厳しくなるかと思います。正当な理由がある場合は大丈夫でしょうね。理由書など提出するのだと思います。
8.質問書
申請に赴く際に窓口で貰うことが出来ます。全部で8枚あります。質問事項に正しく答えていきましょう。
質問内容は、
- 結婚までのいきさつ
- 紹介者の有無
- 夫婦間の言語
- 婚姻届の証人二人について
- 結婚式について
- 結婚歴訪日回数と時期
- 訪相手国回数と時期
- 強制退去出国命令の有無
- それについて詳しく
- 親戚、子供の有無
- 結婚を知る人です。
です。そして、さいごにサインをします。私は、いきさつについては、出会いから結婚まで時系列で、日付と出来事を羅列していきました。出会い、遊んだ思い出、付き合い始めた日、旅行の思い出、プロポーズの日、同棲始めの日、結婚した日、などを書いていったと思います。ありのままかけば問題ありません。大して長々と書くこともしませんでした。紹介者の方がいる場合は、詳しく紹介者のことも記載しないといけません。住所連絡先など必要です。確認しておきましょう。婚姻届の証人2人は、1人主人のご友人にお願いしたのですが、その方の住所が分からず、平日で仕事をされていて連絡がとれず、しばらく記載台で立ち尽くしていました。笑 事前に確認しておいた方がよいですね。
事実に反する記入をしたことが判明した場合には審査する上で不利益を被る場合や、罪に問われることもあります。提出前に記載内容に間違いがないことを確認し、ご自身で署名してください。
9.スナップ写真(夫婦で写っており、容姿がはっきり確認できるもの) 2~3葉
結婚式の写真や、両家のご両親親戚との集合写真などがいいです。偽装でなく、きちんと家族であることを証明できるような写真が求められています。私たちもお互いの家族が写る写真を提出しました。結婚式は挙げていないので、お互いの家族に会いに旅行したときのものにしました。帰ってこないので、複製したものを提出しましょう。
10.パスポート及び在留カード 提示
申請時に提示するものです。提出はしません。
11.印鑑、身分を証する文書等
印鑑はすでに押印した場合は要らないようですが、念のため持参しておくと安心かと思います。身分を証する文書等は、第三者にお願いした場合に、その第三者の方がいるものです。自分たちで申請にいく場合は必要ありません。
以上が、最低限必要なことになります。
申請後に審査の過程で、上記以外の資料を求められることもあります
先にも、
6.配偶者(日本人)の身元保証書の項目
で、お話しましたが、その当時私は無職になっていたので、収入がありませんでした。さらに、そのときパパの在留カード資格は、学生だったので、勤労はできません。どのように、生計をたてているのか説明を求める旨の文書が入国管理局から送られてきました。
なので、今は二人の貯金を崩しながら生活している旨と、両親から食料をよく送ってもらっていること、主人が卒業後には就職先が決まっている旨を説明し、それを証明する、卒業後にきまっていた仕事の採用通知のコピー、通帳を開いた最初のページ(銀行や、自分の口座のことが記載されている)と、最後のページ(取引最後の預金残高)をコピーして、それらを送りました。
これで、1ヶ月ほど待ったと思いますが、受理されて、ハガキが無事に来ました。
まとめ
これから申請する皆さん、面倒な書類もありますが、しっかり準備して不備のないようにしたいですね!