一般的に、日本人は時間にシビアでアメリカ人を代表として(失礼)外国はルーズなんて言われることが、ありますよね。ありますよね?
よく、日本の電車は時刻通りに来て、一分でも遅れようものなら、謝罪のアナウンスが流れると、感心している外国人をテレビでみる。
単なる文化の違いなのか、それぞれの風土で育て上げられた者たちの感覚の違いなのか、
はたまた、パパだけなのか。
パパの言う時間や、距離の感覚が私と違っていて、たまに、
へ?
となることがあります。今日はそのお話。
パパの in a few minutes
うちのアメリカパパは、よく料理を作ってくれます。もうすぐ出来るよー!というときに、
in a few minutes
という表現を使うことがあります。
Diner’s gonna be ready in a few minutes.
晩御飯はin a few minutesでできるよー!
私は few minutes を、2、3分と習った身でした。
まぁ2、3分とまでいかなくとも、せめて数分くらいまでかな、と認識していました。
few minutes、2、3分か。早く席に着かなきゃ。
やっていることも放り出して、空かした腹をテーブルに着けて待ちます。
そして、待ちます。
まだ、待ちます。
2、3分どころか、10分15分たっても料理は来ない。
パパあるあるです。
最初の頃は、料理できるよー!と言われると(またその言い方も、早くこっちに来なさいみたいなニュアンスが語気に滲んでいるので)、そそくさとテーブルに着いていましたが、
待てど暮らせど料理がこないので、
パパの、料理できるよー!のセリフが発せられたら、一応は、別の部屋にいるときは、リビングに現れつつ、他のこともしつつ、わかってるよ!もうすぐ出来るのよね、の感じをパパにアピールしつつ、ギリギリまで他のことをする。ということをするようになりました。
パパもそれに気づいたのか、料理をしてくれる時は、結構ぎりぎりに「できたコール」をしてくれるようになりました。
他にも、
彼らのちょっと待って!に、
One second./One minute.
Wait a second./Wait a minute.
という表現があると思うんですけれど、
適当すぎん?と思います。
一秒て。一分て。
そういって、平気で5分くらい待たせるやん。どういう表現なん。
と思います。度々待たされるので、
Wait, one second.
と言われて、
はい、いーち。待ったよ。
と、ささやかに抵抗します。やなやつです。
パパの next door
距離の感覚も、狭い日本と、広いアメリカでは違うようです。もしくは歩くのが遅いマミーと、歩くのが早いパパで違うのか。
next door という表現、
これは隣ですよね?
お隣さんを意味しますよね?私が勝手にそう学んでしまっていただけかもしれませんが、
お外でご飯を食べて、お腹が痛くなったことがありました。家に帰って出すもんだして、休めばいいかなーとは思ったものの、
パパが next door の薬局に薬を買いにいこう!と提案してくれました。
next door に薬屋さんなんてあったかいな?
とは思ったものの、まあ next door なら行くか、早く帰りたいけど。と、行くことにしました。
そして、next door に薬局…やっぱないな。その次か?ちゃうな。え?ちゃう。また、ちゃう。…next door どこまでいくねん。
8軒めに、ようやく薬局がありました。たかだか8軒ですが、隣だと思っていた所の8軒、そして腹痛の8軒は、そのときの私には遠かった。しかも家と逆方向。
こんな遠いのもnext door なんかい!と、心のなかで激しくつっこみました。
もしかしたら、単なるパパの思い違いで、本当はもっと近くに有ったと思って提案してくれたというのは、想像できましたので、まあ、良いのですが。
他にも、
パパの友人たちと飲みに行ったときにも、近くだから歩こうと言って、一駅歩いたことがありました。このあたりは人によるでしょうけれど、私的にはまぁ近いとも言うか、ぐらいでしたが、パパ含め友人たちは、めっちゃ近いやんという意見。
まとめ
こういう微妙な違いは、生活していく上でよくあります。国際カップルに限らず、人にはそれぞれ価値観や基準がありますので、大小差はあれど、みな同じことかなとは思いますが。
教科書の力は絶大なので、few minutes を2、3分とかいて、人により10分も20分も差がある。とか、next door は隣だが、彼らのお隣さんは大体日本の8軒隣に住んでいる。ぐらいの説明があったらよかったなあ。笑
ちゃうか。