サメ恐怖症
サメ恐怖症は、学術用語では、
Galeophobia ガレオフォビア(サメ恐怖症)
ギリシャ語でgaleoは、shark with markings resembling those on a weasel (イタチにみられるものと似たマークのついているサメ)だそうです。
鮫の頬にあく5つの鰓穴(えらあな)のことであろう。
*weasel は、イタチ
もしくは
Selachophobia セラチョフォビア(サメ恐怖症)
ギリシャ語で sélakhosは、sharkの意味。
との言い方があります。
語尾の phobia はギリシャ語で恐怖症の意味です。
学術用語で難しい単語なので、実際の会話にはほぼ使われませんし、ネイティブたちも知らないと思われる。
では、会話ではどのように表現されるのかと言いますと
サメ恐怖症は、
・A fear of sharks
・A shark phobia
・A phobia of sharks
などと表現することができます。
サメ恐怖症の例文
Do you have any phobias?
何か恐怖症がありますか。
I have a phobia of sharks.
サメ恐怖症です。
I’m scared of sharks.
サメが怖い。
I’m afraid of going to aquariums despite the sharks are safely restricted behind sturdy glass windows.
サメが頑丈なガラス越しに隔離されていようと、水族館に行くのは怖い。
I can’t even go swimming in a pools. My phobia is sharks in swimming pools.
プールに泳ぎにもいけない。私の恐怖症はプールのサメに対して起こる。
(実際にこういう人がいるんだそう。プールにサメがいないと分かっているのに、どこからともなく現れると考えるのだとか)
More than 60 percent of the victims of shark attacks survive.
サメから攻撃された犠牲者の60%以上は生還している。
ランキングにみるサメ恐怖症
ちなみに世界の恐怖症ランキングで、サメ恐怖症は、54位。
(人を除く)生き物に対する恐怖症を上位から見ていくと、
クモ
ヘビ
犬
細菌(細菌は生物)
鳥
ニワトリ
猫
虫(bugs and insects)
蝶(虫の中でも特にbutterflies)
ミツバチ(虫の中でも特にbee)
アヒル
カエル
サメ(←ココ!!)
Cockroachs(虫だ)
魚(サメ含む魚)
ガ(これも虫)
動物(広義の)
馬
ネズミ
ハチ(wasps)虫
幼虫(worms)虫
アリ(虫である)
サメは13番目でした。海にいるので、陸地の生物よりは、そこまで人に影響を与えないのだろう。
上の通り、生物だけ見ると21の生物が100位内にランキングしていましたが、そのうち8つは虫(クモは虫には分類されないが、クモも入れたら9つ)という。人間を一番死に追いやっているのは虫ですものね。怖いよね。
何故サメは恐れられるのか
サメ恐怖症を患わないまでも、サメが怖いというのは、一般認識として広く浸透しています。
サメが怖いと言ってイメージされるサメは、なにザメですか?
恐らく、ホホジロザメではないかと思います。
そして、あの有名なメロディーがどこからともなく流れてくる。
duunnn dunnn… duuuunnnn duun… duuunnnnnnnn dun dun dun dun dun dun dun dun dun dun dunnnnnnnnnnn dunnnn
スティーブンスピルバーグ監督の”Jaws“。
この映画が世界中で大ヒットしたために、ホホジロザメに恐ろしいイメージがついた。
このJawsの元となった実際の事件は、1916年まで遡る。
ニュージャージーに突如現れ4人の死者と1人の重傷者を出した、Jersey shore shark attack of 1916 (ニュージャージーサメ襲撃事件1916年)。
7月1日から7月12日の12日間に、
“Jersey man-eater”として恐れられたサメによって引き起こされた事件。
この事件を元に、ピーター・ベンチリーが小説を書いたとされる。
事件は最後の襲撃から2日後にホホジロザメが捕獲され、その腹から人の骨が見つかったことで、終息した。
しかし、ニュージャージーの川を泳ぎ、そこで遊んでいた少年が襲撃を受けたため、ホホジロザメでなく、淡水でも生息できるオオメジロザメによる犯行とする見方もある。
タイム誌によると、ハリウッドのせいだけではなく、この事件からすでに人々はサメを恐怖するようになっていたと伝えている。
当時、足を喰いちぎられた人の写真を新聞に載せたそうな。
それは怖いわ。
でも、ナショナルジオグラフィックによると、自販機が倒れて圧迫死するとか、牧場で牛に激突されて死ぬ方が、サメに喰いちぎられて死ぬより可能性は高いんだそうですよ。
家族で事件のあった近くで泳いだなあ。実はすごいところだったのか。パパさんジョーズ好きなのに、何で教えてくれなかったんやろ。悔やまれる。
マミー
ジャージーショアは、200kmにも及ぶ海岸線で、たくさんのリゾート施設を有し、28箇所ものボードウォークと呼ばれる、土産店や、飲食店がずらりと立ち並ぶ、観光施設が続く。
すんだ青い空が広がり、ゆったりとした空気の流れる素敵なリゾートビーチである。