現在はコロナウイルス感染症対策のため、事前予約が必要で、30分毎に区切られた時間ごとに入場し、1時間ほどで見てまわることが推奨されています。
体験コーナーもありますが、コロナの影響で使用できないものもあり、すべて体験できたわけではありませんが、
それでもゆっくりじっくり見てまわり、一時間かからない程で、館から出てきたと思います。
事前予約
コロナ対策として、事前予約が必要。インターネットで時間の指定をし、来場してから、窓口でチケットを購入する。
入場
30分刻みに、予約時間に分けて入場する。早く着いたから、早く入れることはなく、時間になるまで待機。
予約時間から30分間が受付してもらえる時間。遅くなると入れてもらえないらしい。
が、今は来場者がそこまで多くないので、融通をきかせてもらえるのでは?(適当なことは言えないが、予約時間に遅れないようにしなければなりませんね)
建物入り口で予約時間のQRコードを提示。
読み取ってもらい、中に入ると、検温。
床の「ここに足」の所に立ち、検温を受ける。帽子は取った方が良さそうだったが、上にずらしただけでも対応してくれた。
しかし、正しく検温できず、額ではかれる、小型の検温をやり直す。
小さな子どもも、額で測る。
アルコールで手指を消毒し、
窓口に進み、チケットを購入。
一般500円。団体、シニア(65歳以上)400円、高校生以下無料。
施設見学の流れ
階段を登り、2階から見学。
(1階に聖火、オリンピックパラリンピックトーチ、選手団の公式ユニフォーム等の展示、グッズの購入、カフェがあり、本来ならば、無料スペースであった。今は、コロナの影響で、1階も有料)
ガラス張りの向こう側に、新国立競技場が見える。とても素敵だ。
これまでにオリンピックパラリンピックでメダルを獲った選手たちの写真が出迎えてくれる。近代オリンピックの始祖クーベルタンの顔も、こんにちは。
そして、進むと目に入る、歴代のオリンピックトーチの展示。歴代のトーチを一堂に会してみられる。これは、素晴らしい。
掃除機まじってる?
は、言ったらダメ
青のトーチは、トリノオリンピックのときのものです。かわいいのでは。
オリンピックは、平和の祭典ということを聞いたことがあるかと思います。
国を越えてスポーツを通して交流を深める。共にスポーツで盛り上がり、選手は頂点を目指し、死ぬほどの努力をし、4年に1度の機会に全てをかける。
観客は、精一杯応援して、楽しむ。
その感動の大会。
というイメージで、これまできておりました。
そんな簡単なもんじゃございません。(誰)
文字通りの平和の祭典が、オリンピックパラリンピック。
世界平和です、平和。
展示を見ていくと、こころ震えます。
オリンピックの起源から、スポーツをすることで心身の健全な成長に繋がると、スポーツを教育に取り入れた、クーベルタンの熱い思い。
このあたりで、すでに、こころがふるふる。
五輪の色
五輪の5つの和は、五大陸の5。
クーベルタンが提唱したもの。それぞれの色にもちゃんと意味がある。
五輪の色を押していくパネル展示があった。
白い画面から始まる。
5色を順番に押していくと、その色が使われている国旗に色がついていく。全色押すと、完成。画面の旗の数は全参加国とはいかないが、五輪の5色で世界の国旗を網羅するとも言われる。
五輪の色にそんな意味も込められていたのか!
と、ここでも感激して、こころ震える。
赤を押すと、日本の日の丸が出てきた。
説明が難しいので、ぜひ実際に行って、やってみて頂きたい。感動するはずです。
私の感動のピークはここでしたが、その気持ちのまますべての展示を見てまわれて、
オリンピックいいなあ
とほっこりしました。
国同士の平和を願う国際大会。胸が熱くなります。
戦争で開催できない年があったり、政治的思惑から、参加をボイコットしたり、いろいろありましたが、次第に参加国も増え、大きくなっていくオリンピック。
しかし、平和の祭典なのに、政治思想が働くのはいかんですな、とパパ。
開催国ロシアのモスクワオリンピック(1980年)は、アメリカが各国にボイコットを呼び掛け、それに賛同した国がボイコットしました。理由はロシアによるアフガニスタン侵攻。日本もアメリカに賛同。参加国が極端に少ないのが分かります。
4年後の、1984年ロサンゼルスオリンピック(開催国アメリカ)では、前回大会をボイコットされたロシアが、ボイコットを呼び掛ける。やられたら、やり返す。
アメリカ人のパパは、オリンピック史の中でも、上記の部分に深く関心を寄せていたようである。当事国ですしね。
日本のオリンピックに焦点を当てた区画もあり、興味深く拝見する。
体験コーナー
現代技術を駆使した体験コーナー。
体験者の動きを見て、似た動作をする競技を画面に表示してくれるもの。
面白いが、流石に恥ずかしくて(何を今さら)、ただ立っていた。それでも一生懸命解読していろいろな競技を出してくれていた。
走り幅跳び選手の足の動き、競歩の速さ、世界最速の男ウサイン・ボルト選手の速さを体験するコーナー。床に彼らの足跡が映し出される。走るものではありませんと、注意書があった。子どもたちなんかは、確かに一緒に走りそう。
二人でシンクロ度を極めるものもある。画面にでてくるフィギュアスケート選手の動きを真似する。一人で来館した人も、スタッフの方に声をかけると、一緒にやってくれるらしい。絶対うまそう。
私とパパのシンクロ度は0%だった。何故ならパパが息子を肩車しており、動けなかった。私切ない。
アスリートのジャンプ到達地点と、自分のジャンプを比較してくれるもの。バレー選手、バスケットボール選手のジャンプに、羽生結弦くんまで飛んで来る。
パラリンピック
パラリンピックの展示が後半にある。
パラテニスの国枝慎吾選手のラケットが展示されてあった。「俺は最強だ」の文字が印象的。
1階にもどる
そして2階を一周したら、登ってきたのと同じ階段で一階に戻る。ちなみにエレベーターもあるが、一般には使えないようになっていて、車椅子やベビーカーなら使えるようである。特に今は、コロナ対策により、密室になるので、使えないようにしてあるのだろう。
1階にトイレ。
オリンピックパラリンピックの公式ユニフォームの展示、2020年東京オリンピック・パラリンピックトーチの展示。桜の形がとても美しい。
それから今回の我々のメイン目的である、「聖火」が展示してある。遠くギリシャから運ばれてきた聖なる火である。
何度オイルを変えるのだろうか、とはパパ。
言いたいことは、何となくわかる。
(注意 ただし、聖火の燃料は、オイルではなく、プロパンガスだそうです)
あたたかく素敵な火でした。
オリンピックミュージアムの公式グッズが販売されている。入場受付窓口の裏側にあたる。オリンピックの公式グッズではなく、オリンピックミュージアムの公式グッズ。黒の帽子が、可愛いかった。
出口に飲み物を買えるカフェがある。カフェだけ利用することができるかどうかは、不明だが、扉には、紙のサインで「出口専用」とかかれてある。現在はコロナ禍にあるので、予約なしの不特定の人は入れないようにしてあるのかもしれない。
外は広場になっており、座るところもたくさんある。五輪の5つの和の大きなモニュメント。前回の東京大会、札幌大会、長野大会の聖火台、地面には走り幅跳びの日本人金メダリストの足跡。ものすごい幅を飛ぶもんである。
体験したこと、思ったことを書いてみました。オリンピック前に一度行っておくと、オリンピックをより楽しめると思います。おすすめです。
アクセス
最寄り駅
外苑前、国立競技場、信濃町、千駄ヶ谷、青山一丁目、
おすすめは、都営大江戸線の国立競技場駅から。明治神宮外苑内を歩くといい。新国立競技場を間近に見ながら移動できる。ただ大江戸線は地下深いので、降りたり登ったりはエスカレーターといえど、時間がかかることは頭の片隅にどうぞ。
徒歩で一番近いのは、外苑前駅。一本道をまっすぐ進めば着く。
JR信濃町からなら、こちらも明治神宮外苑内を歩き、新国立競技場を間近に眺めながら移動できる。
千駄ヶ谷から最短で歩こうとすると、外苑の外に沿って歩く道が近いが、その道は1階分ほど競技場より下にあるので、競技場が見えない。今はフェンスで囲まれてもいるので、さらになにも見えない。(2020.9)
国立競技場駅、信濃町駅、外苑前駅からがいいと思う。
紅葉の季節は、いちょう並木も綺麗なので(いちょうは黄葉?)おすすめ。
赤丸が、オリンピックミュージアム
黄色線は、いちょう並木
にこにこパークも子連れにはおすすめ。コロナで現在閉園中。安全に運営できる態勢にない為とのこと。(2020/9)