世界の恐怖症ランキングを英語で言ってみる(番外編10)

前回、前々回と、世界の恐怖症ランキングトップ10を英語で何というか例文とともに紹介していきました。

今回はその番外編。恐怖症ランキングトップ100の中から、私が独断で選ぶ恐怖症10こを紹介したいと思います。聞いたことのあるものや、きっと知らないであろう恐怖症も紹介していますよ。

ランキングトップ10は、以下の記事で紹介しています。

世界の恐怖症ランキングtop10を英語で言ってみる(前編10 to 6)

世界の恐怖症ランキングtop10を英語で言ってみる(後編5to1)

是非ご覧ください。

では、早速行ってみましょう。

Here we go.

第22位 Aquaphobia – a fear of water 水恐怖症

水恐怖症です。アクアフォビアです。これは何の恐怖症か分かりやすいですね。

こちらは水それ自体や、水の近くに行くことに恐怖するものです。お風呂が怖い、プールが怖いはこの類い。幼少期に、溺れかけた、シャワーで息ができなくなった、ときの恐怖がトラウマとなって、発症するケースが多いのだとか。

間違われやすいものとして、hydrophobia ハイドロフォビアがあります。こちらは、狂犬病の患者や犬が後期に水を嫌悪するようになるという症状があり、狂犬病患者のその症状のことをさします。

映画トゥルーマンショーの主人公、トゥルーマンはアクアフォビアを患っているため、河にかかる橋を運転することができない。
原因は幼少期に父と二人でボートに乗り嵐の海に出て、父が溺死したため。

例文

I have a phobia of water.
水恐怖症です。

I’m afraid of water.
水が怖い。

第26位 Hippopotomonstro-sesquipedaliophobia – a fear of long words

長大語恐怖症といいます。長い単語に対する恐怖症です。ヒポポトモンストロセスキペダリオフォビアと読みます。長いですね。

hippopotomas で カバ
monster で 怪物
sesquipedalian で重々しく長い(単語)

sesqui が ラテン語で1.5倍のという意味
pedalio の意味するところは長さの単位の1フィート
(pedalis)ということで、1.5フィートということを表している。

単に Sesquipedalophobia セスキペダロフォビアとも言うそうな。

幼少期の学習課程で長い言葉を読むことに困難をかかえた経験(笑われたり、恥ずかしい思いをする等)がトラウマになって発症するケースなどがあるそう。だが、詳しいところはまだ分かっていないそうな。

学習障害の子どもがなりやすかったりするのだろうか。

例文

I have a phobia of long words.
長大語恐怖症です。

第40位 Emetophobia – a fear of vomiting

嘔吐恐怖症です。嘔吐するは、vomitです。
エメトフォビアといいます。

一文字違いのenetphobiaは先端恐怖症の呼び名のマイナーなやつです。

どうしても吐けない人いますよね。彼らも吐くことで苦しい思いをしたり、人の嘔吐に嫌悪したりして、発症するそうな。

嘔吐といえば、中学の時に気分が悪くなり、廊下の流しに戻した友人が、帰宅せずそのまま授業を受けていたのを見て、なんて強い子なんだと思った。当時、吐いたら家に帰れると思っていた自分はその友人に心底感心していたことを覚えている。彼女は卒業式で皆勤賞も貰っていて、やっぱりさすがだなぁと思った。

例文

I have a phobia of vomiting.
嘔吐恐怖症です。

第46位 Paraskevidekatriaphobia – The fear of Friday the 13th

13日の金曜日恐怖症パラスケビデカトリアフォビアと読みます。

paraskevi が金曜日
dekatria が13

有名な映画の恐怖症かと思いきや違った。

13日の金曜日は、欧米では不吉な日だと考えられているので、その日に恐怖する症状だそう。卵か鳥かでいうと、こっちが先。映画は後(笑)

13日の金曜日シリーズもホラーファンには心に残る名画ですよね。

ちなみに、アメリカ人のうち8%がこの恐怖症を患っているそうな。

13日の金曜日は年に必ず、少なくとも1日は存在し、多いと3日ほどある年もある。
日曜から始まる月は、必ず13日の金曜日となる

アメリカでは、13日の金曜日には、仕事にも行きたくなく、三連休になろうとも旅行にも行きたくない、Stay home するという傾向があり、その日は経済効果が下がるとか。

例文

I’m afraid of Friday the 13th.
13日の金曜日が怖い。

I’m afraid of the movie “Friday the 13th”.
映画の13日の金曜日が怖い。

第50位 Koumpounophobia – The fear of buttons

ボタン恐怖症です。コウムポウノフォビアと読みます。

私自身小さい頃、ボタンのついている服が何故か好きではなかった。ボタンをするのも面倒だし、ボタンが取れそうになって、ペロンペロンする(語彙力…)のも好きではなかった。いつかペロンペロン()なるなら最初からなくていいと思っていた。ボタンを格好悪いとさえ思っていた。ボタンというワードも変なワードだと思っていて発音するのさえ嫌だった。恐怖症というものが存在した。なるほど。

アップル共同創始者の故Steve Jobs氏が、同じ黒のタートルネックの服を何枚も持っていたという話は有名な話。なるほど、彼はこのボタン恐怖症を患っていたという。彼がボタンに恐怖していなければ、今日のスマートフォンはまだ誕生していなかったかもしれない。(同氏は2007年、ウォール・ストリート・ジャーナルで自身がボタン恐怖症であることを告白している)

例文

I have a button phobia.
ボタン恐怖症です。

第56位 Katsaridaphobia – The fear of cockroaches

きました。背筋が凍りますね。書くのがはばかられるので、日本語は書きませんが。カトサリダフォビアとでも読みましょうか。

cockroachをご存知なら分かりますね。
まだご存知でない方は、調べてみてもよろしいかもしれません。スマホだと画像が出てくるので、辞書で調べるのがいいと思います。

きっと日本人は皆、英語を学び始めたら自ら調べるか、聞くかして、知ることとなるcockroach。

皆、防衛本能から、相手を知ろうとするのだろう。

クモが世界で1位に輝いているのに、こちらは56位と、そこまで恐れられてはいないのですね。毒がないからでしょうか。

例文

I have a phobia of cockroaches.

I really hate cockroaches soooooooo much.

第57位 Iatrophobia – The fear of doctors

医者恐怖症イアトロフォビアと読みます。

お医者さんへの恐怖や、病院に行くことへの恐怖です。

お医者さんにいくのは、すでに体調も悪いでしょうし、嫌なことですよね。自分に合う素敵なお医者さんに巡り会えることを祈りしましょう。

歯医者恐怖症なるものもあり、こちらは、
dentophobiaデントフォビアと呼ばれます。

また、白衣症候群white coat syndrome として知られる、白衣高血圧はwhite coat hypertension といい、白衣恐怖症という学術用語は見つけられなかったものの、white coat phobia とそのまま書かれてあるものはあった。しかし、一般的には、これらは、white coat syndrome、white coat hypertension と表現するのが一般的なようだ。

例文

I have a phobia of doctors.
私は医者恐怖症です。

第88位 Coulrophobia – The fear of clowns

道化恐怖症です。コルロフォビアと読みます。ピエロ恐怖症とも言われます。

確かに彼らの誇張されたメイクは怖いですよね。表情も分からないですし。Johnny Deppもこの恐怖症を持っているそうな。

ちなみに、ピエロのホラー映画でオススメは、道化してるぜ(stitches)、マーダーライドショー(House of 1000 corpses)、クラウン(Clown)、ジョンゲイシー(Gacy)、そして忘れてはいけないのが、キラークラウン(Killer klown from outer space)。
このあたりを押さえておけば間違いない。Itも入れておこうか。礼節をわきまえて。いや多いな。

例文

I have a phobia of clowns.
ピエロ恐怖症です。

第90位 Samhainophobia – The fear of Halloween

ハロウィン恐怖症。サムハイノフォビア。
こんな恐怖症もありました。

ハロウィンに仮装したひとたちの顔が見えないってことで、ピエロ恐怖症と似たようなものでしょうか。

ハロウィンに関連する一連のイベントに何か恐怖のトラウマ的なものが引き金となって発症するそうです。

映画Halloweenはハロウィンの夜に起こった出来事ですね。こちらもとてもとても秀逸なホラー映画でしたよ。

日本の(渋谷の)ハロウィンがカオスと化してしまったので、この恐怖症になる人も出てくるのではないだろうか。嫌な思いをしている人、沢山いらっしゃるんじゃなかろうか。

欧米でも恐怖症といかないまでも、ハロウィン嫌いはわりとメジャーであるらしい。

例文

I have a phobia of halloween.
ハロウィン恐怖症です。

第96位 Thalassophobia – The fear of the ocean

海洋恐怖症です。サラッソフォビアと読みます。タラッソフォビアと表記するのが日本語訳としては通例か。

最初に紹介した、aquaphobiaは水恐怖症でしたが、こちらは、海洋恐怖症で、海や湖など果てしなく大きな水の塊や、その下に存在する海洋生物、陸との距離などに恐怖を感じるものです。

海洋恐怖症オススメの映画は、オープンウォーター(Open water)。ダイビングにきて、海に取り残されるお話。心理的にホラーホラーしていて、私は好き。

例文

I have a phobia of the ocean.
海洋恐怖症です。

終わりに

10こ独断で選んでみました。いかがでしたか。
ホラーファンとして、どうも恐怖症の紹介というより、恐怖映画の紹介よりになっていました。いかんですな。

ランキングtop100は下のリンクから見られますので、是非チェックしてみてくださいね。自分が何か恐怖症がないか、チェックできるテストもありますよ。

世界の恐怖症ランキングtop100(英語のページへ飛びます)

ではまた。

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