アジア人差別は英語でなんていうの|コロナでヘイトクライムが急増

新型コロナウイルスの感染拡大からすでに一年以上経ちますが、ここにきて、それと関連するのであろう、以下に挙げるようなアジア人差別のニュースを頻繁に目にするようになりました。

アジア人が殴られる
アジア人が突き飛ばされる
アジア人が銃撃される

これらの事件では、死者もでています。

2021年3月16日には、アメリカ、アトランタの3つのマッサージ店にて、6人のアジア系アメリカ人(四人は韓国系とのこと)を含む8名の命が銃撃により奪われました。
衝撃的で、とても悲しいことですね。

サンフランシスコのマーケットストリート(サンフランシスコ市内の大通り)で、75歳(76歳とかかれていることも)のアジア系アメリカ人の女性が、突然白人男性に顔を殴られました。この女性は近くにあった木の棒で反撃しています。

You bum, why did you hit me?(女性の言葉)
このやろー、なんで殴るのよ!

この、You bum のbum は、jerk と似た意味で、このくそ、このやろー、てめーといったニュアンス。

他にも、道を歩いていた高齢のアジア人男性が後ろから突き飛ばされて、頭部を地面に強打したというニュースもありました。

目立つのは、アジア人の中でも高齢者や女性が狙われているという点だそうです。

2020年5月に、黒人男性のジョージフロイドさんが、警察官に膝で首を押さえつけられて窒息死した事件が引き金となって、BLM(Black Lives Matter)運動が起きました。

この運動は瞬く間に世界に広がりました。

全世界が人種差別撤廃に動き出したはずではなかったでしょうか。

アジア人差別

アジア人差別を差す言葉としては、

Anti-Asian racism

というものがあります。

racism 差別

racist 差別主義者

race は、種を表す言葉です。

human race 人種

アジア人を狙った犯罪は、Asian hate crime と呼ばれます。

Stop asian hate crime!

Stop hate crime against asians!

人種差別

人種差別の根底にあるものは、恐怖であるというのが私の考えです。利益を奪われる漠然とした恐怖。無知からくる恐怖。排除しておけば怖くないという考え方。

排除された方はたまったもんじゃない。

外国人恐怖症

外国人恐怖症のことを、

Xenophobia(ゼノフォビア)といいます。

自分とは違う言葉を話し、自分とは違う文化のもとで育ち、共通認識(コモンセンス)を持ち得ない人たち。たしかに、理解してもらえなかったり自分が理解してあげられないことは、怖い。

何を考えているか分からない人って、同じ日本人だったとしても怖い。

そもそもこれらのアジア人差別は、新型コロナウイルスの感染拡大が起こってからと、その前年を比べると、150%も増えているそうです。(日経アジアより引用)

2020年3月から、2021年の2月までの間に3795件ものアジア人ヘイトクライムが発生しているそうです。(日経アジアより引用)

日経アジアより

見えているものは氷山の一角でしかないのですね。

中国湖北省、武漢で発生したことで、前アメリカ大統領がChina virusといって、人々を煽ったことも要因の一つであると思います。

感染症に地名を冠すると、その発生地が不利益を被るので、感染症に発生地名はつけないとなっていることから、Covid-19と名付けられたにも関わらず。

人々の恐怖心を憎悪へと煽ったのは良いことであるとは言えませんね。

今回のコロナウイルスに関しては、中国で発生後、アメリカ、ヨーロッパなど各地で感染が爆発的に拡大しましたが、

アフリカにおいても、白人がウイルスを持ってきた!といって、差別されることがあったようです。

日本でも、何故か医療従事者とその家族が差別されていましたね。未知のウイルスに対峙して必死に戦っている医療従事者がそのように扱われるのは、不当です。

それもこれも全て恐怖からくる。

2ちゃんねる創始者のひろゆき氏も、フランスにおいて、配信中に

Go, China!

と叫ばれていましたね。(見ました?)

日系アメリカ人の井上ジョー氏も、空港で

Hey, China!と呼ばれて抗議をしたと言っていました。

(井上ジョー氏知らない人は要チェック)

Chineseではないけどね。

(日本人、中国人、韓国人とか、そこは関係なく同じアジア人として、アジア人でない人たちから差別されることが問題です)

まとめ

恐怖や憎悪は人の感情なので否定は出来ませんが、それを犯罪に繋げる過激な思想は決して許されるものではありませんね。

国同士がいがみ合っていても、個々の人間同士の交流を通して、相互理解をすることが大切だなと、改めて思います。

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